インプラントとは?
■インプラント
インプラントとは、何かしらの理由で歯を失った場所に、人工的な歯を用いて回復させる方法です。
従来のブリッジ治療などのようになくなった歯の両隣の歯を削ることはありません。
また、入れ歯のような不快感もありません。
インプラント治療の特徴
■ブリッジや部分入れ歯のように、両端の健康な歯を削ったり負担をかけることが無く、周辺の健康な歯をいためることがありません。
■入れ歯のときの発音障害が無く、入れ歯装着時のような違和感がありません。
■入れ歯の場合、どんなに上手に作っても、咬力が自分の歯に比べて20~30%の力しか出ませんが、インプラントではほぼ自分の歯と変わらない力を発揮できます。
■入れ歯では、食べるときのガタつき、固いものが咬み切れない、食べカスが挟まるなどのマイナス面が残ります。
■気になる口臭対策になります。
■噛む力が加わることにより顎の骨の衰えの予防になります。
インプラント治療のタイプ
■歯が1本無くなったケース
差し歯やブリッジによる治療法が一般的。
ただし、ブリッジの場合隣の歯を削ってブリッジをかけるため、健康な歯をいためたり、周囲の歯に負担をかけたりしてしまいます。
インプラントでは欠けた歯のあとに新たに人工歯根を埋め込んで独立した義歯を入れるため、物を咬んだとき周りの歯に負担をかけることはありません。
■複数の歯が無くなったケース
部分入れ歯による固定と違い、抜けた部分に人工歯根を利用して新しい義歯をしっかりと固定するため、違和感無く食感も自分の歯と変わりなく自然に感じることができます。
■全部の歯が無くなったケース(総入れ歯)
入れ歯のガタつき、固いものが挟まった時の痛さ、しゃべり難さを感じることはなくなります。
■インプラントにおける注意点等
インプラントは日本に導入されてから40年以上、、当院でも20年の実績があります。
インプラントはその歴史の中で幾多の改良を重ね、生き残ったインプラントメーカーが現在あるインプラントシステムです。
どのインプラントメーカーも素晴らしい技術で作っております。
なので、インプラントメーカーの差より術者による差が不安定要素になります。又、インプラント埋入の方向が悪いと、インプラントの過剰な力が加わり、インプラント周囲炎を起こす可能性が生じてしまいます。
インプラントの欠点として他には、1〜2週間で仕上がるものではなく、インプラントがしっかりと定着するのを待ってから上部構造を作るので、4ヶ月〜6ヶ月待たなければなりません。
これは、患者様にとっては、長く感じられるかも知れませんが、それを怠ると、インプラントの早期脱落のリスクに繋がる事もあるので、決してはしおってはいけません。
又、インプラントはどんな状況でも埋入出来るものでは無く、歯周病などで骨がない方や全身状態によっては、入れる事ができません。
安易に行うのでは無く,歯科用CT撮影や、担当医師による患者様の全身状態を含めた細かな診断が必要不可欠となります。
インプラント部位だけではなく、全体的な噛み合わせもしっかりと見ていかなければなりません。
インプラント費用は、保険適応では無いので、高額です。ですが、きちんと診断を行って適応であれば近年のインプラント治療は、本当に素晴らしい物だと思います。自分の歯で物を食べる喜びを、再現できる技術であります。
当院で使用しているASTRA TECH INPRANTは世界最高峰のインプラントの1つです。
従来のインプラントでは、埋め込まれたインプラントと上部構造をつなぐ方法は2つあり、ネジ固定式とセメント固定式が一般的でした。
ネジ固定式は、インプラントアバットメントと上部構造が一体型なので、少し欠けただけでも、全て交換となり費用がかかる欠点があります。
セメント固定式では、インプラントアバットメントと上部構造の接合部にセメントが残ってしまい、インプラントが浮き上がってしまったり、歯肉が炎症を起こす欠点がありました。
この度、ネジ固定式でもセメント固定式でもない、両方の利点、欠点を改良したコノメトリックアバットメントが可能となりました。
詳しくは、当院にお問い合わせ下さい。